二千円札の価値を徹底解説!高額買取されやすい特徴や今後価値が上がるかなど
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今では見かける機会が少なくなった二千円札。若い世代の人であれば、一度も目にしたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「二千円札って価値が高いの?」
「二千円札で高額になるものはどんなもの?」
など、二千円札の価値について知りたい方のために買取相場や高額買取されやすいものなどについてまとめました。二千円札の特徴や現在ではあまり見ない理由、今後価値が上がるかどうかにも触れているため、ぜひ参考にしてください。
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→千円札の歴代人物を一覧で紹介!買取相場や価値ある千円札の特徴
二千円札について

二千円札は2000年度と2003年度に発行された紙幣で、現在も有効な現行貨幣とされています。特徴や発行経緯、消えた理由について見ていきましょう。
特徴
二千円札は、表面に沖縄のシンボルである首里城の守礼門が印刷されています。発行当時、沖縄サミットが開催されていたことから、沖縄を代表する建造物である首里城が図柄として選ばれました。
裏面は源氏物語の作者「紫式部」が印刷され、世界的に有名な日本文学の代表的な作者を採用して、世界に通用する日本文化を象徴する意図があったと考えられています。
また、日本の紙幣は表面に人物の肖像画を配置するデザインが多いですが、二千円札に関しては裏面に人物が配置されている点も特徴的です。
発行経緯
二千円札は当時の総理大臣「小渕恵三」により新券導入の指示が出され、2000年7月19日から発行が開始されています。日本で新額面が発行されたのは、1958年に一万円札が登場して以来42年ぶりです。
2000年のミレニアムや2000年に開催された「九州・沖縄サミット」をきっかけに、通常の流通貨幣として発行されました。
また、諸外国が20ドルや20ポンドなど「2」がつく単位の紙幣を発行していることにならい、日本でも「2」がつく紙幣の発行に至ったといわれています。
記念的な要素だけではなく決済の利便性を向上させる目的もあり、小口決済の効率化が期待されていました。
消えた理由
二千円札は2003年を最後に製造が停止しており、現在ほとんど目にすることがありません。
発行当時、多くのATMや自動販売機は二千円札に対応しておらず、二千円札が使える場所は限られていました。
一般的なレジスターには二千円札をおさめるスロットがなく、有人レジでの使用も敬遠されたといわれています。また、慣れない二千円札は扱いにくく、釣銭の間違いや計算の手間などが多発したことで徐々に流通量は減っていきました。
2003年には新規の製造は停止され、流通していた多くの二千円札は日本銀行に在庫として保管されている状況です。千円、五千円、一万円で構成されてきた長年の紙幣文化は根強く、新紙幣の二千円が仲間入りすることは叶いませんでした。
しかし、沖縄県は県内のシンボルが印刷されていることもあり、他の都道府県よりも流通量が多いとされています。二千円札の使用を促すため、沖縄県庁が積極的にキャンペーンなどを実施した効果もあるでしょう。
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二千円札の価値

通常の二千円札は額面通りの価値です。現在も現金として使える現行紙幣であり、在庫は日本銀行に多く眠っているため、希少価値はほとんどありません。
流通していないことから珍しい紙幣と認識されている場合も多いですが、額面以上の価値がつけられる要素は今のところないでしょう。
折り目やシワなどがないピン札でさえ、額面通りの価値とされています。ただし、一部の二千円はプレミア価値がつき、額面以上の価格で取引されることもあります。
二千円札で高額買取されやすいもの
- 記番号がレア
- 初期ロット
- エラー紙幣
- JL券
二千円札で高額買取されやすいものを紹介いたします。
ほとんどの二千円札は額面通りの価値しか持っていませんが、上記のような条件を満たしたものは額面以上の価値がつくことがあるでしょう。
記番号がレア
記番号とは、紙幣1枚1枚に割り振られた識別番号で、紙幣の表面の右下と左上に印刷されています。アルファベットで6桁の数字を挟む形式で表され、同じ記番号を持っている紙幣はありません。
記番号に同じ数字が並んでいる「ゾロ目」や「000001」のトップ番号、「123456」など順番に並んでいる階段番号、「100001」など先頭と末尾が同じで真ん中4桁のゾロ目を挟んでいる「サンドイッチ番号」など、特殊な並びをしていると高額買取が期待できるでしょう。
あるオークションでは、トップ番号の二千円札が20万円以上の価格で落札されたといわれています。
▼記番号がレアなお札について詳しくはこちら
→お札の番号がレアなものは高額になる?レア番号の種類と買取価格を紹介
初期ロット
初期ロットは、記番号のアルファベット部分が「A」で構成されているのが特徴です。「AA券」と呼ばれており、発行の始まりを象徴するものとしてコレクターに人気があります。
両端が「A」でそろっているものは流通量が限られているため、買取市場でも高く評価されるでしょう。
また、「初期ロットは希少性がある」と広く認識されていることから、すぐ流通から外されて丁寧に保管される傾向にあります。
状態も非常に良好なまま残っている可能性が多く、そういった点も高額買取につながる要素です。
エラー紙幣
エラー紙幣とは、紙幣の製造過程でなんらかの問題が生じ、本来のデザインや形と違う状態になってしまったものです。印刷位置や裁断位置がズレていたり、印刷のインクが垂れたあとがあったりなど、通常とは異なる二千円札は高額取引される可能性が高いでしょう。
日本の検品体制は、偽造防止などのために複雑で多重の検査が特徴です。エラー紙幣は検品の段階で回収されますが、ごくまれに弾かれず市場に出てしまうものがあり、その珍しさから市場では高額になる傾向にあります。
過去には数万円で取引されたエラー紙幣の二千円札もあるため、エラー紙幣であれば買取業者などに査定してもらうといいでしょう。
JL券
JL券はエラー紙幣の一種で、左上に印刷されている記番号と右下に印刷されている記番号が異なる印刷ミスです。左上の記番号が「J」で始まり、右下の記番号が「L」で始まっているため、JL紙幣と呼ばれています。
二千円札のエラー紙幣では一番高く評価されるといわれており、状態が良好であるものは10万円前後になることもあるでしょう。
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二千円札は今後価値が上がる?

二千円札は現在製造が停止されているため、長期的に見れば将来的に価値が高まる可能性は十分考えられます。
紙幣の価値は希少性があるかどうかが大きく影響することから、今後流通量がさらに減って手に入れにくい状態となると、価値は高まるでしょう。
とくに、流通するなかで状態が良好なものは減っていくため、ピン札のまま保管されているものは未来で高い価値がつくかもしれません。
しかし、それには何十年単位の時間がかかるといわれており、そのタイミングを待って売却するのは現実的ではないでしょう。
二千円札は日晃堂がお買取いたします
二千円札の買取は、日晃堂にお任せください。日晃堂は、現行紙幣や古紙幣の取引を多数実施してきた高い実績を持っている買取業者です。
紙幣に関してあらゆる知識を持った査定士が対応するため、プレミア価値はもちろん、需要の変動や時代の流れなどを見極めた適切な買取価格を提示できます。
「エラー紙幣かどうかわからない」「とりあえず査定だけしてほしい」
という場合も、お気軽にお申し付けください。丁寧に対応いたします。
二千円札の買取は、ぜひ日晃堂にお任せください。
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おわりに
二千円札は2000年にミレニアムや九州・沖縄サミットをきっかけに作られた紙幣です。決済の効率化などを目的に発行されましたが、日本の紙幣文化に浸透せず2003年で製造停止となりました。
現在ではあまり見る機会がなく、珍しい紙幣と思われがちですが、日本銀行には在庫が多数眠っている状態です。現行貨幣としても機能し、希少価値もないため、ほとんどの二千円札は額面以上の価値が期待できません。
しかし、記番号がレアなものやエラー紙幣、初期ロットのものは高額買取に期待できます。お手持ちの二千円札に高い価値がありそうな場合は、買取業者に持って行き査定してもらいましょう。
その際は、紙幣の買取実績が高い日晃堂にぜひご依頼ください。
※記事内に掲載している買取価格は参考価格となり、買取価格を保証するものではございません。同様の作品であっても査定時の相場や作品状態などによって買取価格は変動いたします。
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